そもそも介護といえば、どんなイメージをお持ちでしょうか?
多くの方は3K労働「きつい」「汚い」「危険」の代名詞のようなイメージをお持ちでしょう。
時にはブラック企業のような会社のニュースを見たこともあるかもしれません。でも、実際にどのような仕事があるかご存知ですか?
大きく分けると介護業界には2つの種類があります。
一つ目は介護施設です。
自宅での生活が困難になった方などがお住まいになる施設内でのサ-ビスであり、入浴介助や排せつ介助をよりメインに行うことになります。
二つ目は、訪問介護事務所です。
「ヘルパーさん」とよく呼ばれる職業です。
利用者様の自宅に行き買い物や掃除などの家事や入浴や排せつ介護など業務は多義にわたります。
これがいわゆる介護の仕事です。
特にアルバイトで働くのにおすすめは訪問介護事務所での仕事です。
では、あえてこのご時世にアルバイトで介護の仕事をするメリットはあるのでしょうか?2つの大きなメリットを見てみましょう。
介護は人間関係を学ぶ場となる
そもそもどんな仕事も多くは円滑な人間関係から成り立っています。
この点で介護の仕事は顕著なものです。
なぜならば、仕事を行う相手はいつも利用者様であるからです。
直接的に人に関わる業務ばかりですので、人間関係が大切になってきます。
例えば、私が訪問介護の仕事を始めたばかりの時は、業務内容ばかりに気がとられていました。
決められた時間の中で調理、食事介護、排せつ介護を行います。
最初から時間通りに業務をこなしていたのに、利用者様からはよく「君にはこの仕事は向いていない」と言われ事務所にもよくクレームを入れられていました。
仕事をこなしているのに利用者様に満足してもらえない理由。
それはコミニケーション不足でした。
利用者様に形式的な会話だけで何の関心も示していなかったのです。
その後、仕事のスタイルをコミニケーションをとるように変えるとクレームはなくなりお褒めの言葉をいただくようにもなりました。
この体験は、介護業界を離れ別分野で仕事をしている今でも役立っています。
仕事ができるとは、まず良い人間関係を築くことだからです。
訪問介護のアルバイトを通して誰とでも円滑な関係を築くスキルを身に着けることができるでしょう。
そして、その経験は他の仕事でも必ず役に立ちます。
マルチタスク能力の向上
マルチタスクつまり2つ以上の事を同時進行で行う良いトレーニングにもなります。
業務には、調理や洗濯、掃除に入浴介護など多義にわたりますから、一つずつ仕事をこなすわけにもいきません。
限られた時間内で業務を完結するには必ず同時進行で行う必要があります。
洗濯をしている間に食事介護に排せつ介護をしてなど、簡単にできることから、利用者様の体調に合わせて業務内容を変更したりと臨機応変な業務を行います。
アルバイト時代にこのようなマルチタスクのスキルを少しずつ磨いていくと社会人になった時に必ずそのスキルはあなたを助けてくれるでしょう。
多くの人と良好な人間関係を築く経験、さらにはぼう大な仕事をこなしていく上での必須テクニックであるマルチタスクをも磨けるなど将来に繋がる技術を得られるのが介護業界でのアルバイトのメリットと言えるでしょう。
大学生の間にただアルバイトをしてお金を稼ぐだけではなく、様々なスキルを身に着けられる良いアルバイト先を探しましょう。
現在の日常生活に満足していますか?
アルバイトは新たな自分を発見できる場です。
ツラいこと・大変なこともありますが、その経験こそがあなたの糧となります。
そして、一生付き合える友人や人生のパートナーにも出会えます。
あなたの明るい未来に向けて、新たな一歩を踏み出して見ませんか?
